#14 小児性愛(ペドフェリア、ヘベフィリア)が感じる愛と魅力

書誌情報:

 

Martijin, F. M., Babchishin, K. M., Pullman, L. E.& Seto, M. C.(2020).Sexual Attraction and falling in Love in Persons with Pedohebephilia. Archives of sexual Behavior , 49 ,1305-1318.doi:10.1007/s10508-019-01579-9

はじめに:

 

 この論文では,男性のペドフェリア,ヘベフィリア及びその両方について,インターネットを通じて,彼らが子供と恋に落ちることとの関連を調査することを目的にしている。
 本論文では,各種用語を次のように定義する。
・ペドフェリア(pedophilia):0~11歳の子供に性的魅力を感じる
・ヘベフィリア(hebephilia):12~14歳の子供に性的魅力を感じる
・ペドヘベフィリア(pedohebephilia):0~14歳の子供に性的魅力を感じる
・ペドへべ‐エフェボフィリア(pedohebe-ephebophilia):思春期前から思春期後までの未成年者に性的魅力を感じる
 

方法:

 

 インターネットで収集した実験参加者にオンラインで質問紙に回答することを求めた。質問紙の内容は次の通り。
 ・基本情報:年齢や人種,学歴など
 ・恋愛関係:①子供に恋をしたことがあるか②大人に恋をしたことがあるか
 ・夢中度合いと愛着度合い:どれくらい夢中なのか/愛着を感じているか
 ・子供が好きな度合い:〇歳以下について,どれくらい好きか
  ※〇には,0~18歳の年齢が入る
 

結果:

 

 回答者:492名
 有効回答:306名
〇基本情報情報


 

 

〇子供に恋する割合


 

  

〇子供に恋する割合(オッズ比)


 

考察

 

有意差の認められた結果から,次のことが言える。
 〇ペドヘベフィリアの方が,ペドへべ‐エフェボフィリアよりも,子供に恋する確率が高いため,0~14歳の子供に性的魅力を感じる人の方が,思春期前から思春期後までの未成年者に性的魅力を感じる人よりも子供に恋する確率が高い
大人よりも子供に魅力を感じる人の方が,感じる魅力が大人と子供で差がない人よりも子供に恋する確率が高いが,これは当然といえば,当然。